タワーマンションならではの大開口窓は、眺望の美しさが最大の魅力です。しかし、その大きさゆえにカーテン選びで悩む方も多くいらっしゃいます。この記事では、タワーマンションの窓に合うカーテン・シェード・ブラインドの選び方と、よくある課題への対処法をご紹介します。
この記事の要点
- タワーマンションのカーテン選びの課題は「大開口サイズ・眺望とプライバシー・防炎義務」の3つ
- 高さ31mを超える建物(概ね11階以上)は、消防法により居住階に関係なく全住戸で防炎カーテンが義務
- おすすめはバーチカルブラインド、ドレープ+シアーの2重使い、ロールスクリーン。窓の方角に応じて遮熱・UVカットを組み合わせる
- 幅3m以上の大開口窓は電動化が有効。TOSO・タチカワを中心に施工実績あり
タワーマンションのカーテン選びで気をつけること
窓が大きいほど既製品では対応できない
タワーマンションの窓は幅3m・4m以上になることも珍しくありません。床から天井までのハイサッシも多く、既製品のカーテンは最大幅200cm程度が一般的なため、大開口窓には対応できないケースがほとんどです。オーダーカーテンであれば、窓のサイズに合わせて製作できます。
タワーマンションの窓まわりは日差し対策も重要
タワーマンションでは、入居後に強い日差しや室内の暑さについてご相談をいただくことが少なくありません。
特に、バルコニーや庇(ひさし)がなく、大きなガラス面に直射日光が差し込む窓は注意が必要です。
東向きの窓は、朝の低い位置からの日差しが寝室に入り、予定より早く目が覚めてしまうことも。西向きの窓は、午後の強い西日による眩しさや室温の上昇が気になります。また、南向きの窓も、季節や庇の有無によっては強い日差しが室内に入り込みます。
日差しは室内の快適性だけでなく、カーテンや家具の色褪せ、紫外線による肌への影響にも関わります。
窓の方角や日照条件、ライフスタイルに合わせて、遮光・遮熱・UVカットなどの機能を適切に組み合わせることが、心地よい住空間づくりの大切なポイントです。
眺望を活かすか、プライバシーを守るか
高層階から望む夜景や景色はタワーマンションの最大の魅力です。一方で、隣のビルや対面からの視線が気になる場合もあります。眺望を活かしながらプライバシーを確保するには、生地の透け感と昼夜のシーンに合わせたスタイル選びが重要です(遮光・シアーの組み合わせ)。
防炎基準への対応
高さ31mを超える建物(概ね11階以上)の高層建築物では、消防法によりカーテンに防炎物品の使用が義務付けられています。タワーマンションでは居住フロアに関係なくすべての住戸が対象となるため、防炎の生地を選ぶ必要があります。The Curtain ハウスオブジャパンでは防炎の生地を幅広く取り扱っています。詳しくは安心の防炎カーテンをご覧ください。
タワーマンションにおすすめのスタイル
バーチカルブラインド(縦型ブラインド)

スラット(羽根)の角度を調整することで、眺望を保ちながら日差しやプライバシーをコントロールできます。遮光・遮熱などの機能を備えたスラットや、生地感のある素材・色のバリエーションも豊富です。縦のラインが天井の高さを強調し、モダンでスタイリッシュな印象を与えます。大開口窓との相性が特によく、電動化にも対応しています。
ドレープカーテン+シアーの役割

昼間はシアーカーテン越しに景色と自然光を楽しみ、夜はドレープカーテンでプライバシーを確保する、定番のスタイルです。
また、カーテンは生地の特性や仕立て方によって、窓からの熱の出入りを抑える効果も期待でき、デザイン性と快適性を兼ね備えた窓まわりを実現できます。
大開口窓では、カーテンを開けて眺望を楽しむ時間も多いため、寄せた際の生地のボリュームにも配慮が必要です。ヒダ倍率を抑えることで、カーテンをすっきりと納め、洗練された空間を演出できます。
また、上質な生地ならではの美しい落ち感やドレープ性が、大きな窓まわりに豊かな表情と品格をもたらします。
一方で、先に述べたように日差しへの対策も欠かせません。窓の方角や日照条件に応じて、遮熱・UVカット機能を備えたシアーカーテンや、遮光性のあるドレープカーテンが必要かどうかを見極めることが大切です。美しさと機能性の両立が、快適な窓まわりを実現します。
ロールスクリーン・シェード

スッキリとしたフラットな見た目で、眺望を遮らずにいられるのが特徴です。採光タイプ・遮光タイプ・調光タイプなど機能の選択肢も豊富で、電動化にも対応しています。
遮光ロールスクリーン+遮熱シアー

美しい眺望を楽しみながら、快適な室内環境を叶える、おすすめの組み合わせです。
窓辺には、透け感と機能性を兼ね備えた遮熱シアーカーテンを常設し、柔らかな自然光を取り入れながら、外からの視線や日差しを穏やかにコントロール。
日差しが強い時間帯には、遮光ロールスクリーンを必要な高さまで下ろすことで、眩しさを効果的に抑えます。
ロールスクリーンは手動でも比較的軽い操作で扱いやすく、遮熱シアーカーテンは、UVカット機能を備えた生地を選ぶことで、家具の日焼けや紫外線対策にも役立ちます。
眺望を損なわず、光を心地よくコントロールする。
タワーマンションならではの開放感と快適さを両立する、機能的で美しい窓辺のスタイルです。
電動化という選択肢

幅が広い大開口窓のカーテンは、手動での開閉に力と手間がかかります。電動化することで、リモコンやスマートフォン一つで操作でき、タイマー設定も可能になります。The Curtain ハウスオブジャパンではTOSOとタチカワ(立川ブラインド工業)の電動カーテンレールを中心に、NORMANなどの電動製品も取り扱っており、タワーマンションへの施工実績もあります。
まとめ

タワーマンションのカーテン選びは、大きな窓サイズへの対応・眺望とプライバシーのバランス・防炎基準の遵守という3つの課題を同時にクリアする必要があります。既製品では難しいこれらのポイントを、オーダーカーテンとデザイナーのご提案で解決します。
「窓が大きすぎて何を選べばいいかわからない」という方も、まずはご相談ください。窓のサイズや用途、ご希望の雰囲気をお聞きした上で、最適なプランをご提案します。
よくある質問

タワーマンションは必ず防炎カーテンが必要ですか?
高さ31mを超える高層建築物は消防法の対象となり、居住フロアに関係なく防炎物品の使用が義務付けられています。多くのタワーマンションが該当するため、防炎の生地をお選びください。仕立てたカーテンには防炎ラベルが縫い付けられます。
カーテンボックスがない大開口窓でもすっきり見せられますか?
はい。レールを隠すスタイルのフックや、バーチカルブラインド・ロールスクリーンなどを選ぶことで、すっきりとした納まりにできます。現地の状況を見てご提案します。
大開口窓は電動にした方がいいですか?
幅3m以上や重い生地を使う場合、手動だと開閉に力がかかります。毎日の負担を減らしたい方には電動化をおすすめします。後付け可能な製品もあります。
